日本皮膚科学会雑誌
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新・皮膚科セミナリウム ウイルス感染症のガイドラインupdate
4.性器ヘルペスガイドライン
渡辺 大輔
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2026 年 136 巻 3 号 p. 243-250

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抄録

性器ヘルペスは,単純ヘルペスウイルス(herpes simplex virus:HSV)1型(HSV-1)または2型(HSV-2)の感染によって,性器に浅い潰瘍性または水疱性病変を形成する疾患であり,全世界で50歳未満の推定37億人(67%)がHSV-1感染者,全世界で15~49歳の4億9,100万人(13%)がHSV-2感染者と推定されている.臨床的に初感染初発型,非初感染初発型(誘発型),再発型に分類される.典型的な症例は視診で診断可能であるが,検査にはTzanck試験,イムノクロマト法,型判別IgG抗体価測定が有用である.初発病変に対しては,早期に診断し,十分な量の抗ウイルス薬を投与する事が望ましい.再発に対しては再発頻度に応じて抗ウイルス薬のepisodic therapy,patient initiated therapy(PIT)および再発抑制療法を選択する.

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