日本皮膚科学会雑誌
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日本皮膚科学会ガイドライン
委員会報告
新・皮膚科セミナリウム 膿疱症と壊疽性膿皮症
  • 村上 正基
    2020 年 130 巻 6 号 p. 1431-1437
    発行日: 2020/05/20
    公開日: 2020/05/21
    ジャーナル 認証あり

    掌蹠膿疱症はいわゆるcommon diseaseであるにも関わらず,実際の臨床現場では,新しい治療工夫もなければ,病態に関する検討もなかったため「見捨てられた疾患」というイメージが付きまとっていた.2018年12月に世界初・本邦発の掌蹠膿疱症に対する生物学的製剤が承認され,本疾患に対する世界的な注目度が跳ね上がった.我々日本の皮膚科医が,世界に先駆けてこの製剤をどのように使用し育薬していくかを考えていく上でも,改めて本疾患に対する理解を深めることは重要である.

  • 山本 俊幸
    2020 年 130 巻 6 号 p. 1439-1448
    発行日: 2020/05/20
    公開日: 2020/05/21
    ジャーナル 認証あり

    壊疽性膿皮症は,下腿に好発する増殖性・壊疽性の潰瘍で,周囲は軽く堤防状に隆起し,浮腫を伴う.潰瘍型が大半を占め,他に膿疱型,水疱型,表在(増殖)型があり,さらに特殊なものとしてストーマ周囲に生じるタイプがある.基礎疾患には,関節リウマチ,炎症性腸疾患,造血系悪性腫瘍,大動脈炎症候群などがあるが,本邦では潰瘍性大腸炎が最も多い.些細な外的刺激,外傷によって誘発されることをpathergyといい,20~30%程度にみられる.好中球性皮膚症に含まれ,眼症状,関節症状,内臓(肺,肝臓,腎臓,脾臓)の無菌性膿瘍などの皮膚外症状を合併することもある.治療は副腎皮質ステロイド薬の全身投与が第一選択である.

症例報告
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