日本皮膚科学会雑誌
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慢性円板状紅斑性狼瘡におけるリンパ濾胞様構造
西山 茂夫古谷 達孝西脇 宗一
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1964 年 74 巻 6 号 p. 337-

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抄録

病理組織学的意味におけるリンパ濾胞様構造は,皮膚科領域において古くから知られている.かかる構造は一方において,既知又は未知の刺戟に対する細網内被系の反応として(Lymphadenosis benigna cutis)出現し,他方において,種々病変の近傍に随伴現象として観察される.いずれの場合でも,このリンパ濾胞様構造(Lymphfollikulares Gebilde)は細網内被系細砲の特殊な活性状態の表現と考えられる.

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© 1964 日本皮膚科学会
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