日本皮膚科学会雑誌
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表皮におけるglucose利用脂質生合成について
松尾 聿朗新井 亮一新妻 寛籏野 倫
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1974 年 84 巻 8 号 p. 381-

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抄録
表皮におけるトリグリセライド合成能を検討する目的で,ヘアレスマウス表皮をacetate-14Cおよびglucose-14Cとin vitroでインキュベーションしたところ,glucoseのトリグリセライド,リン脂質への取り込みがacetateに比べ著明に高く認められた.そこでヒト表皮・真皮,モルモット表皮・真皮および実験的過角化を呈したモルモット表皮につきglucose-14C利用のトリグリセライド,リン脂質合成能を検討し,表皮においてglucose利用のトリグリセライドおよびリン脂質の合成が行なわれることが明らかとなった.さらにこの脂質合成能は,ある種の角化異常症では変化をうけなかった.Glucose-14C由来のアイソトープ標識炭素は合成されたトリグリセライドのグリセロール部分に認められ,glucoseがdihydroxyacetone phosphateからglycerol phosphateを経由してリン脂質,トリグリセライドに取り込まれることが考えられた.
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© 1974 日本皮膚科学会
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