デサントスポーツ科学
Online ISSN : 2758-4429
Print ISSN : 0285-5739
研究論文
運動ストレスに伴う口腔内免疫能の低下と虫歯菌活性との関連
臼井 達矢
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 35 巻 p. 37-43

詳細
抄録

本研究では,抗菌性ペプチド群に対する長時間高強度運動の影響を明らかにするとともに,口腔内粘膜免疫と虫歯菌との関連を検討することを目的とした. 一般健常男性10名に対し,長時間高強度運動(75%V・O2max 60min)を実施させ,運動前,運動終了直後,運動終了1時間後,2時間後,4時間後,6時間後,24時間後に唾液採取を行い,HBD-2濃度をELISA法により測定した.次に,採取した唾液を用いて,虫歯菌および大腸菌に対する唾液抗菌レベルを測定した.唾液HBD-2濃度は,運動終了直後および1時間後,2時間後では有意に増加したが,6時間後および24時間後では安静時と比較して有意に低下した.唾液抗菌レベルにおいては,運動終了6時間後および24時間後の唾液では, 虫歯菌および大腸菌に対する唾液抗菌能力が低下することが示唆された.

著者関連情報
© 公益財団法人 石本記念デサントスポーツ科学振興財団
前の記事 次の記事
feedback
Top