デサントスポーツ科学
Online ISSN : 2758-4429
Print ISSN : 0285-5739
研究論文
スピードスケートの高い滑走速度を生み出す関節パワー発揮特性の解明
木村 裕也横澤 俊治
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2026 年 47 巻 p. 91-106

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抄録

本研究は,ワイヤレス式インソール型足圧センサを使用してブレード反力を推定し,実際のレースにより近いパフォーマンス発揮時での,滑走中における下肢の関節トルクおよび関節トルクパワーの特徴を明らかにすることで,高い滑走速度獲得およびより良いゴールタイムのために必要な力学的要因を解明することを目的とした.熟練選手16名を対象に模擬レースを実施し分析を行った結果,ゴールタイムが優れ,滑走速度の高い成績上位選手は,ストレート滑走およびカーブ滑走右下肢の股関節・膝関節伸展トルクパワーが大きく,さらに,カーブ滑走右下肢の股関節外転トルクパワーも大きかった.これらのパワー発揮がより良いパフォーマンスのためには重要であることが示唆された.加えて,カーブ滑走右下肢の足関節底屈および左下肢の膝関節伸展トルクパワーは男女で傾向が異なり,特に女子ではこれらのパワー発揮も重要である可能性が示唆された.

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© 公益財団法人 石本記念デサントスポーツ科学振興財団
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