2017 年 27 巻 p. 1-7
徳島大学生物資源産業学部は,6次産業化を推進する新しい人材育成を行うことを目的に,我が国で類をみない新学部として,2016年4月に設置された。当学部の個別選抜においては,中央教育審議会答申(2014)及びその翌月に策定された,高大接続改革実行プラン(2015)で示している,学力の3要素から構成される「確かな学力」の評価を網羅するなど,多面的・総合的に評価する個別選抜の開発を行う必要があった。本稿では,アドミッション・ポリシーと当選抜の設計過程,並びに設置初年度における入学者選抜の概要と実施状況を報告する。