2020 年 30 巻 p. 80-85
本稿では,大学情報ポータルサイトである大学ポートレートから入手したアドミッション・ポリシー(AP)のうち,一定の条件を満たすものに対し,学部系統・設置者でグループ分けした単位ごとにテキストマイニング技術を用いて分析を行った。分析では,文字数,文数,語句数,異なり語数,頻出語等を比較するとともに,近年の入試改革関連資料に出現する語句をキーワードとし,その出現傾向についても分析した。分析の結果,国立大学のAPが公立大学のAPより文書量が多い傾向があり,頻出語やキーワードの出現傾向には,学部系統・設置者単位での異なりが見いだされた。