動物臨床医学
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症例報告
ミニチュア・ダックスフンドに発生した直腸炎症性ポリープの4例
藤野 浩子田熊 大祐戸野倉 雅美馬場 亮松木薗 麻里子高橋 香鴇田 真弓笹原 沙衣子市橋 弘章伊藤 寛恵佐藤 雅美文原 千尋押田 智枝小暮 啓介山地 七菜子藤田 桂一
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2014 年 23 巻 1 号 p. 25-29

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抄録

血便・粘液便を主訴に来院したミニチュア・ダックスフンド4例に対し,内視鏡下生検材料による病理組織検査にて,直腸炎症性ポリープと診断した。4例中1例では,内科治療にて症状の改善がみられ,現在プレドニゾロン,シクロスポリンの投与を継続し,良好な経過を示している。4例中3例では,最初に内科療法を行ったが,十分な症状の改善がみられなかったため,直腸粘膜引き抜き術による外科治療を実施した。いずれも,術後症状の改善がみられ,現在まで再発を認めず維持している。

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