抄録
昭和39年10月に発足した,貿易資料センターは,貿易関係の情報や資料を収集・整理・提供している機関である。このセンターにおける情報処理機械化の目的は,情報の整理・提供に要する時間の短縮化,コストの低減および人員の縮少化である。発足と同時に,一次情報をすべてマイクロフィルムに,また一次情報を検索するために必要な情報の抄録を磁気テープの形態にして情報処理の機械化を開始した。磁気テープから必要な情報を検索する電子計算機は43年秋に導入され,昭和44年1月から本格的に業務を開始する計画となっている。この計画にそって現在は,シソーラスの作成その他の準備が行なわれているところである。