上智大学非常勤講師
2017 年 36 巻 36 号 p. 116-122
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
経済教育には数学が必要であるがそれを苦手とする生徒,学生が多い。その背景には現在の算数・数学教育の在り方,大学入試制度に問題があることが指摘されている。ところが,江戸期から戦前までの算数・数学教育ではかなり高度な経済に関する数学の学習がなされてきた。本稿では,なぜ日本の算数・数学教育が経済との関係を希薄化させてきたのか歴史的に検討する。そのことを通して,現代の経済教育に必要な数学的リテラシーを日常生活から経済学の学習まで展望する。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら