抄録
長崎県琴海町の森林の落葉土壌層よりツチカニムシ科の2新種が発見されたので,それぞれMundochthonius kiyoshii sp. nov. (イシイカブトツチカニムシ,新称),Allochthonius kinkaiensis sp. nov. (キンカイツチカニムシ,新称)と命名して記載した.前者は,M.japonicusおよびM.minusculusに似るが,腹部背板の毛序式が4-6-6-6-6-6である点でM.japonicusと異なり,2眼あることや触手腿節の長さと幅の比が3.27-3.55である点などでM.minusculusと異なる.後者ほA.tamuraiに似るが,頭胸部の毛序式が10-4-6-2-4,26であること,鋏顎台に7毛が生えていることや触手腿節の長さと幅の比が雄で4.13-4.36,雌で4.03-4.28である点で異なる.