1992 年 22 巻 p. 27-37
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不可知論はMaughmにとって彼の人生についての観察や直接経験にもとづいた思索との自然の結果であり,彼の人生哲学と言えるが,聖書からの引用が無意識に口をついて出てくるくらい彼は入念に聖書を読み,反発を感じながらも常に深く神とかかわり合ってきた。一般に敬虔な信仰より懐疑は生まれると云われるが,Maughamに於いても正にその通りであり,神について真摯に思索しつづけたからこそ彼はキリスト教のみに固執せず常に広く宗教とかかわってきたと考えられる。
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