抄録
千葉県柏市の「カシニワ制度」では,土地の管理に困っている所有者と,みどりの活動をしたい市民団体とをマッチングすることで,空き地(里山・農地を含む)が多様な取り組みの舞台となっている。花や野菜の栽培といった園芸活動だけでなく,子どもの遊び場や食育農園,防災広場にマルシェ会場等,さまざまな活動が生まれ,地域に彩りをもたらしている。空き地を地域に開き,時間的・空間的にシェアしていくことで,その土地の管理負担・コストもシェアされている。また,カシニワの考え方を活かし,安全な歩行空間や災害時の避難路確保等,地域課題の面的な解決を目指す取り組みも生まれている。