抄録
にわかに注目を集めるグリーンウォッシュの背景には,営利企業の本質がある。グリーンウォッシュによる弊害に対する危機感から,欧米では規制が強化され,これに対抗する法的アクションも増加している。他方で,日本国内においては景表法が存在するものの,規制範囲は狭く,不十分な面がある。ソフトローである環境表示ガイドラインは,内容自体は欧米の規制の内容と比べても見劣りしない。同ガイドラインの価値を見直し,規制力を有するものへ高めていくことが重要である。また,市民がグリーンウォッシュの問題点を適切に認識し,監視の目を持つことも重要である。