環境情報科学
Online ISSN : 2435-4295
Print ISSN : 0389-6633
研究論文
草木染の森林環境教育への活用可能性
染色材料の保存性に関する検討
石橋 整司
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2025 年 54 巻 3 号 p. 65-72

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抄録
伝統的な染色技術である草木染について染色材料の保存性からみた森林環境教育への活用可能性を検討した。クサギの実,落葉性広葉樹5種(イタヤカエデ,オニグルミ,クリ,マメザクラ,ヤマグワ)の葉,ニホンアカネの根の7種類の染色材料について実験を行った結果,冷凍保存することで5ヶ月から3年間の保存性が確認されたほか,クサギとニホンアカネでは乾燥保存による1年間の保存が可能であることが確認された。季節ごとに手に入るもので染色することが草木染の基本的な考え方であるが,染色対象がさまざまな色彩に染まる様子を季節にかかわらず観察できることは,「教育プログラム」としての草木染体験の活用可能性を広げるものであると考えられた。
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© 2025 一般社団法人環境情報科学センター
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