主催: 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
平面コイルの共振回路を用いた無線電力伝送回路を実験し理論解析と比較した。
共振周波数が1MHz以上の場合は、平面コイルに接続して送電用共振回路及び受電用共振回路を構成する共振用コンデンサーの損失が、コイルの損失より大きく、共振回路のQ値を下げる損失の主要な部分となった。
実験結果はSpiceによる回路シミュレーションと良く一致した。
無線電力伝送が可能な共振周波数が3つあり、そのうちの1つの共振周波数はコイルの結合係数が変わっても変わらず、残りの2つの共振周波数はコイルの結合係数が変わると変化した。