主催: 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
IoT普及に伴い大量の小型電子機器に対して、通信用に低利得から高利得まで様々なアンテナが提案されている。使用周波数帯によって電子機器筐体の影響を考慮した設計が求められる。マイクロ波帯においては筐体形状や取り付け位置が重要となり、ミリ波帯では電波の直進性を考慮した筐体素材等が影響する。5G無線通信ではミリ波帯に近い28GHz帯を用いる。機器の設計において使用周波数帯と所望利得に応じたアンテナを適切に選ぶ必要がある。
本発表では、ミリ波帯で高利得なアンテナをシステムに実装する場合における有効な選択肢の一つとして筐体への実装に適したミリ波帯平面薄型高利得導波管スロットアレーアンテナを提案する。