学会誌JSPEN
Online ISSN : 2434-4966
研究報告
外来クローン病患者における生体インピーダンス法を用いた体組成の評価
斎藤 恵子太田 一樹長堀 正和藤井 俊光竹中 健人大塚 和朗井津井 康浩篠原 夏美松下 由佳子岡本 隆一
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2022 年 4 巻 1 号 p. 35-43

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抄録

要旨:【目的】クローン病(Crohn’s disease;以下CDと略)の治療の進歩は目覚ましいことから,最近のCD患者にも過去の身体計測の報告が当てはまるのか,また,栄養の身体組成への関与について検討した.【対象および方法】比較的症状が安定している外来通院中のCD患者72名と対照群52名に対して,体組成分析を含む身体計測並びに栄養評価を行った.【結果】CD群は対照群と比較し,身長や体重,BMI,握力などの身体計測値は保たれていた.一方,筋肉量や四肢骨格筋量指数(SMI)は低値を示した.CD群男性は,筋肉の指標と位相角との間に正の相関を,細胞外水分比との間に負の相関を示した.女性は,位相角と正の相関を示した.CD群の位相角や細胞外水分比は,血液生化学所見等の栄養の指標とも関連が認められた.【結論】外来通院中のCD患者の栄養評価は,体組成分析を含めた計測が望ましい.また,CD群の筋肉量やSMI低下の機序に,栄養が関与している可能性がある.

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© 2022 一般社団法人日本臨床栄養代謝学会
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