2026 年 8 巻 1 号 p. 33
この度は,JSPEN2023のフェローシップ賞を受賞させて頂き誠にありがとうございました.受賞時に発表させて頂いた「非アルコール性脂肪性肝炎合併高度肥満症患者の減量・代謝改善手術前後の血中ケトン体と治療効果の関連」について,2025年9月13日~16日までチェコ共和国のプラハで開催されたESPEN2025においてポスターセッションで発表させて頂きました.プラハは,中世ヨーロッパの石畳や建物が多く残る歴史を感じることができる街で,1992年に世界遺産にも登録されています.会場となったプラハ会議センターには,大きな会場にも関わらず多くの参加者が世界各国から来場しており非常に活気がありました.自分自身が世界の栄養学の潮流に触れること自体が初めてでもありましたが,勇気を持って外科医として最も栄養管理が難しいと感じている集中治療と肥満症に関するセッションを多く聴講しました.栄養学という患者背景を揃えたり,アウトカムで優位性を示すことが非常に難しい領域で多くの研究者が日々思案し,研究を進捗させているという現実を見て自分自身もより大局的な視点からの研究の遂行が重要であると再認識しました.ポスターセッションは軽食やコーヒーを飲みながらもディスカッションを行う形で進行されましたが,多くの参加者と意見交換や他の演者の方にも質問させて頂いたりと有意義な発表となりました.今回は,改めましてフェローシップ賞を受賞し,ESPEN2025での発表の機会を頂きまして学会員の皆様方に感謝申し上げます.
