日本液晶学会討論会講演予稿集
Online ISSN : 2432-5988
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2011年 日本液晶学会討論会
セッションID: PA60
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高分子安定化ブルー相の高分子凝集構造および格子構造の解析
*芦峰 隆宏樋口 博紀奥村 泰志菊池 裕嗣
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抄録

ブルー相(BP)は、液晶中に高濃度のキラル剤を添加することで、N*と等方相の間の狭い温度範囲において発現する特殊な液晶相であり、液晶ダイレクターの二重ねじれ構造を持つ円柱状の素構造体が組み合わさってできている。BPの格子サイズはキラル剤の濃度に依存し、キラル剤濃度が高くなるにつれて、液晶分子間に働くねじれが強くなりBPの格子構造は小さくなる。これまでに高分子安定化ブルー相(PSBP)において共焦点レーザー顕微鏡(CLSM)により実空間での非破壊直接観察がおこなわれている。そこで、本研究ではキラル剤濃度変化によるPSBPの格子構造変化をCLSMにより直接観察を行い、PSBPの構造解析を行うことを目的とする。

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© 2011 日本液晶学会
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