日本液晶学会討論会講演予稿集
Online ISSN : 2432-5988
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2011年 日本液晶学会討論会
セッションID: 1a04
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カラムナー液晶の極性転移にともなう組織変化
向後 伶利*石川 謙荒岡 史人竹添 秀男宮島 大悟相田 卓三
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抄録
水素結合を有するカラムナー液晶の極性構造への相転移にともなう組織変化を顕微鏡観察、非線形光学測定、X線構造解析等により研究した。 試料はアミド基を有する扇状分子で、4分子が傘状に組織化し、それがスタックしてカラムナー相となる。 高温側では、SHG不活性で、2本ブラシの転傾に類似する欠陥構造が観察される。降温にともない、SHG活性な相へ転移するが、それにともない、2本ブラシの欠陥領域に新たな欠陥線が生じるのが確認された。 外部電場に対する応答、転移にともなう結晶構造の変化と併せて転移の詳細を議論する。
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© 2011 日本液晶学会
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