抄録
1,4,8,11,15,18,22,25- octahexylphthalocyanine(C6PcH2)は1 cm2/Vsを超える高いキャリア移動度を示す。しかも、フラーレン誘導体との混合溶液からバルクヘテロ型(BHJ)の有機薄膜太陽電池を作製可能で、1V近い高い開放電圧と3%を超えるエネルギー変換効率が実現できる。本発表では、このC6PcH2の太陽電池特性の詳細と、導電性高分子/フラーレンBHJ太陽電池へのドーピングによる増感効果について報告する。さらに、同一セル内で、電子状態の異なる二種類の分子パッキングも観測したので報告する。