抄録
材料科学・ナノテクノロジーにおいて、分子を精密に組織化して、高度な機能、たとえば刺激・環境応答機能あるいは電子・イオン・光などの機能を発揮させることは、重要な目標の一つとなっている。液晶の自己組織的な構造形成能や動的特性を機能材料として用いていくことは重要と考えられる。我々は1980年代後半から、液晶材料や高分子材料の構築において、分子間相互作用およびナノ相分離構造形成に着目し、先駆的に活用することにより、この課題に取り組んできた。本講演では、液晶の特性を活用する新しい機能化へのアプローチについて述べる