1972 年 47 巻 12 号 p. 1008-1017,1003
oxytocinの鋭敏な定量法としてradioimmunoassayを試みた.抗体はoxytocin-BSA結合物を用い, BとFの分離はdextran coated charcoal法及び塩析法を使用した.感度は10μμg, vasopressinとの交叉反応性は約0.5%であつた.本法によりラット後葉及び血漿中oxytocinの測定が可能で, 雌雄ラットにおいて去勢後それらのOxytOCin含量が減少すること及び雌性ラット血漿OxytoCinが分娩直前及び直後, 哺乳直後に著明に増加することが認められた.