東海大学
2014 年 51 巻 2 号 p. 103-110
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沿岸域の物理過程はこれまでマクロな観点から追究されてきたように思う.陸と海の境界は潮汐による干満を繰り返す 干潟域という“面”としての広がりをもっているが,ここでの海水流動などの物理過程は殆ど調べられていない.科学的, 定量的説得力がないため,干潟が無視され,埋め立てなどが安易に行われている.植生に覆われた干潟であるマングローブ域で調査を行ってきた筆者の経験を述べ,干潟域の環境保全と有効利用の研究が進められることを願う.
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