実験動物
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実験用仔ネコの簡単なツメぬき法
小久江 栄一長野 嘉介
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1973 年 22 巻 2 号 p. 149-150

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抄録
1ケ月令のネコをペントバルビタールで軽麻酔し, その第二指節と第三指節 (Fig.1) の間に太目の絹糸をかけ強く結紮した。約2週間後に, ネコのツメはぬけおち, その後1年間の観察で再生を認めなかった。
この処置を無麻酔下で行なうとネコが暴れるために, 結紮が不充分なことが多く, 高い成功率は得られなかった (Table1) 。ツメの除去は, 結紮による組織の壊死によると考えられる。
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© 社団法人日本実験動物学会
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