Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
ドイツマウスの導入に関する考察―秦佐八郎の関わり―
田中 愼松沢 昭雄
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1990 年 39 巻 2 号 p. 141-153

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抄録
ddマウスは導入先に因んでドイツマウスと呼ばれたものに起源を持つが, その導入時期と経過については, 1910-20年説, 1927年説と1928年説の3つがある。これら3説について再調査し, 検討を加え, 1928年導入説が最も信頼できる説であると結論した。即ち, コロニーの大きさは明らかでないが, 1928年 (昭3) 春にFrankfurt a. m. MainのHoechst社へ秦佐八郎が分譲を依頼し, 同年秋に小松経雄が北里研究所へ持参したマウスが秦の指導下で他系と交雑することなく維持され, 1930年以降ドイツマウスという名称で使用されるようになった。
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© 社団法人日本実験動物学会
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