Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
正常ラット胆管系の組織化学的研究
板垣 慎一土居 千代光岡 知足土井 邦雄
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1990 年 39 巻 3 号 p. 421-424

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抄録
正常ラットの胆管系を組織化学的に検索した。杯細胞以外の胆管系上皮細胞および腺上皮細胞の腔側細胞表面はConcanavalia ensiformis (Con A) , Dolichosbiflorus (DBA) , Glycine max (SBA) , Ulex europeus-I (UEA-I) および Triticum vulgaris (WGA) に陽性を示したが, 細胞質はいずれのレクチンに対しても明瞭な反応は示さなかった。このことから, これらの細胞はムチンの活発な分泌には重要な役割は果していないと考えられた。一方, 杯細胞の細胞質は過ヨウ素酸シッフ, 高鉄ジアミン, Con A, Griffonia simplicifolia-II (GS-II) , SBA, UEA-IおよびWGAに陽性を呈したことから, 本細胞が分泌するムチンは硫酸基をもつ酸性ムコ多糖であることが示唆された。
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© 社団法人日本実験動物学会
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