Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
胚移植法を用いたセンダイウイルス感染マウスの清浄化
岡本 正則松下 悟松本 恒弥
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1990 年 39 巻 4 号 p. 601-603

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抄録
SV感染マウス (ドナー) から, ウイルス接種後5または7週目に胚を採取し, SV抗体陰性のSPFレシピエントに移植した。ドナーは血清のSV抗体の検査により, 全例が陽性を示し, 感染が成立していた。ドナー17匹より計286個の正常胚を得て, 培養後に桑実胚または胚盤胞に発生した胚は259個 (90.6%) であった。76個の胚を9匹のレシピエントに移植し, 8匹が妊娠・分娩した。移植した胚の61.8%に当たる47匹が産子へ発生した。レシピエントおよび産子は血清のSV抗体の検査において, 全例, ともに陰性を示した。以上より, 抗体陽性のSV感染マウスは, SPFのレシピエントに胚移植を行い, 清浄なマウスの作出の可能なことが明らかとなった。
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© 社団法人日本実験動物学会
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