Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
0.1%エチオニン添加コリン欠乏食で早期に誘発されたラットの著しい腺構造を伴った肝病変
蛭間 正巳関 あずさ小野 晃弘栗原 毅
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1993 年 42 巻 2 号 p. 197-201

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抄録
エチオニン添加コリン欠乏 (ECD) 食で誘発されたラットの肝病変について病理組織学的に観察した。実験は脂肪肝または肝硬変に対する薬物の予防ないし抑制効果を知るために行ったが, 予想に反し薬物とは無関係にECD食を与えたラットの全例に, 肝の腫瘍性病変が認められた。肉眼的に一部の死亡例を除き, ほとんどの例で結節病変を認めた。組織学的に肝は腫瘍性結節, 腺管構造そしてoval cellの増生を特徴としていた。腺管構造はoval cellの増殖と共に, 死亡した34日目のラットで既に顕著に認められ, cholagiofibromaに類似していた。腫瘍性結節は42日目以後で見られ, その発生は腺管構造より遅れていた。エチオニン添加コリン欠乏食による腺管構造を主体とした肝病変の形成は, 本試験が初めてと思われた。
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© 社団法人日本実験動物学会
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