ファルマシア
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薬科大学側に望むもの : 医療薬学教育に対する積極性(病院実習の制度化)
堀岡 正義
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1978 年 14 巻 6 号 p. 471-472

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抄録
薬剤師教育の一環として薬学生の病院実習は極めて必要かつ重要である.にもかかわらず, 現時点ではこれに関する制度が確立しておらず, 名実ともに曖昧模糊たる状態にある.ところが, 今までこれで何とか済ませてきたのだからこのままでよかろうという考えはもはや通らなくなってきているように思われる.ともかく制度化する必要があるのではないだろうか.そうした場合には当然種々の問題が発生するであろう.例えば現在の薬科大学の全学生を対象にしたら無理かも知れないというようなことがまず出てくるだろう.当然できることから手がけねばなるまい.薬の品質が問われるようになったと同様に, 薬剤師の"品質"も問われているのである.すぐれた薬剤師を育てるために, 是非ともこの問題を真剣に考えてみよう。
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© 1978 The Pharmaceutical Society of Japan
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