ファルマシア
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最前線
アトピー性皮膚炎のバリア機能の解明と創薬
大塚 篤司椛島 健治
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2014 年 50 巻 10 号 p. 973-977

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抄録
我が国には約40万人のアトピー性皮膚炎(atopic dermatitis;AD)の患者がいるとされる.ADは慢性的なかゆみを伴う皮膚疾患であり,その背景として湿疹ができやすい体質があると考えられている.その体質として皮膚の乾燥が候補因子であったが,十分な解析はなされていなかった.ところが,2006年にADの有病率とフィラグリン遺伝子の相関関係が指摘されたことで,皮膚のバリア機能と免疫とのクロストークが注目を集めることとなった.
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© 2014 The Pharmaceutical Society of Japan
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