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パーキンソン病治療薬ドパミン系薬剤の副作用(幻覚・妄想)の治療
菊地 哲朗
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2016 年 52 巻 12 号 p. 1141-1145

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抄録

パーキンソン病は,振戦,無動,筋強剛,姿勢反射障害などの運動症状を起こす神経変性疾患である.原因は不明で,黒質線条体系ドパミン作動性神経が変性脱落し,線条体におけるドパミン濃度が低下することで発症すると考えられている.パーキンソン病治療薬としては,L-ドパおよびドパミン受容体アゴニストなどのドパミン系薬剤が中心的に使用されている.本稿では,それぞれの薬剤の治療方針と,副作用の中でも幻覚・妄想の治療についてどのような措置が取られているかについて解説したい.また,世界で初めて米国において,パーキンソン病の精神病(幻覚・妄想など)を改善する非ドパミン系の新薬ピマバンセリンが最近承認されたので,その情報についても触れたい.

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© 2016 The Pharmaceutical Society of Japan
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