ファルマシア
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DNA論理回路を用いたmiRNA生体内イメージング技術
有吉 純平
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2024 年 60 巻 12 号 p. 1143

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抄録

MicroRNA(miRNA)は,遺伝子発現の調節に重要な役割を担っており,多くの疾患との関連も指摘されていることからバイオマーカーとして非常に有望視されている.しかし,多くのmiRNAは発現量が低く,in vivoでの正確な検出は難しかった.Guらは,DNAの鎖交換反応を応用したユニークなメカニズムによって,miRNAの高感度イメージング手法を開発しているので紹介する.

なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.

1) Gu Y. et al., Anal. Chem., 96, 7609-7617(2024).

2) Li H. et al., Anal. Chem., 93, 11043-11051(2021).

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© 2024 The Pharmaceutical Society of Japan
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