抄録
1. 2極眞空管を使用してミリ電流計を以て交流電壓を測定する方法を試みた。
2. 測定すべき電壓を纎條及陽極に入れる非分離式と,纎條には恒常電壓を加へる分離式との特失を考察した。
3. 非分離式を以て實際に著者の實驗室の交流電壓の變動を自記せしめ,刻々の變化を數日に亙つて記録し,電壓變動の傾向と程度とを明にした。
4. 纎維風化試驗に於て石英水銀燈を使用する場合には,電壓は水銀燈の光の強さに著しい影響がある故に,かゝる變動電壓下に於ては單に照射時間のみを以て照射の條件と考へ得ない事を實證した。