抄録
二次側圧力を変化させてパーべ一パレーションを行なった結果と膜に対する透過物質の吸着等温線とから膜中での透過物質の濃度分布を決定することを試みた。対象とした系はセルロースアセテート膜-水,セルロースアセテート膜一エタノールおよびシリコーンゴム膜-エタノールである。得られた濃度分布は別の方法による既往の報告と形状的に一致した。またこの方法で用いられた幾つかの仮定を実験的に検討しその妥当性を確認した。よって上記の系についてはこの方法を用いることが可能であると結論づけられた。
この方法によれば詳細な濃度分布を求めることができ,かつ透過物質が揮発しやすい場合やその拡散性が高い場合に特に有効であると考えられる。