繊維学会誌
Online ISSN : 1884-2259
Print ISSN : 0037-9875
木綿の反応染色における塩の代替
James W. RuckerDarrin M. Guthrie浦川 宏
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1997 年 53 巻 8 号 p. P256-P260

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抄録
反応染料で木綿の染色する時の染料の吸尽と固着について,カチオン性界面活性剤, lA, 2Aおよび3A族の塩化物およびカルボン酸塩の効果を研究した.カチオン性界面活性剤の中には染料の吸尽を促すものもあったが繊維と染科間の化学結合(固着)が十分得られなかつた. 2Aと3A族の塩化物もまた同様に吸尽を促進したが固着を妨げた. 1A族の塩化物には,実際の染色で使用される塩化ナトリウムよりも高い吸尽率ならびに固着量を示すものがあった.ジ,トリ,テトラカルボン酸のカリウム塩とナトリウム塩が吸尽と固着の両方を促進させるのに効果的であった,反応染料による染色で必要な塩化ナトリウムに置き換わるものとしてクエン酸ナトリウムを提案する.
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