京都大學工學部纎維化學教室
1950 年 6 巻 5 号 p. 251-253
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絹クィブロインに化學反應を行い,これを誘導體に變じ,その性質を變更する手段としてフィブロイン中のチロシンのヂアゾ反應を取り上げ, p-クロロベンゼンヂアゾニュウム塩化物の作用を詳細に研究した。この際絹フィブロイン中のチロシンは85%までカツプリングの反應を受ける。反應したチロシンはチロシン・ヂスアゾクロロベンゼンになつてゐる事を確認した。反應したフィブロインのX線圖は原料フィブロインのそれと本質的には同じである。纎維の抗張力は大差ないが,伸度は稍々減少し,ヤング率は大きくなる。
繊維素工業
繊維工業学会誌
繊維と工業
Journal of Fiber Science and Technology
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