日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2006年大会学術講演会研究発表論文集
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沖縄における遮熱塗装システム施工物件の追跡調査と評価
*石橋 修一河野 孝治新垣 暉文
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p. 26

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抄録
亜熱帯地域に属し年間の日射量が大きい沖縄において、屋上からの熱負荷を低減させ、室内環境を改善するために遮熱塗装システムを展開してきた。遮熱塗装システム施工物件の追跡調査による耐久性および遮熱効果の評価とl々な塗料系塗装材の屋外暴露試験による遮熱効果の持続性に関する検証試験を実施した。その結果、無塗装のコンクリート面と比較して、遮熱塗装システムによる熱負荷低減効果の持続性が実証された。また、大気中浮遊粉塵が塗膜表面に付着することで、遮熱効果が低下することが確認された。施工初期の遮熱効果を維持する手段として、遮熱性を有し、且つ塗膜の表面が汚れにくい低汚染性の塗料の使用が有効であることが検証試験により支持されたので報告する。
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© 2006 日本建築仕上学会
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