抄録
2003年における建築物の解体時に排出させる石膏ボードは98万トンと推計おり,この廃石膏ボードの有効利用を図ることは社会的に重要課題である。本研究は現状に鑑み,廃石膏ボードをフライアッシュ,高炉スラグといった産業副産物との混和により,環境共生型の建築材料として再利用を図るものである。本報は硬化体の反応を促進させるための刺激材の効果の検討および強度制御方法について検討を行った。その結果,水粉体比による強度制御が可能であり,セメント系材料と同様に強度を支配する物理的要因として細孔量が挙げられることを示した。