犬猫の室内飼育が広まっているが、その住環境課題として、壁面の内装仕上げを爪で引掻くことなどで傷をつける点に着目した。犬猫の皮毛の健康維持のためにも、壁土等の自然素材による室内空間の調湿が必要さされるが、これらの自然素材感がある建材仕上げの場合、犬猫の爪により傷つきやすいことから、耐傷対策で壁材に採用される箇所が、犬猫の前足の届かない高所に限定されるなど、使用面積が拡大しない現状もある。本研究では、汚損による美観低下を感じたくない人の要求を満たすよう、引掻き傷が目立たないテクスチャーの仕上げ材を壁面に用い、結果的に調湿建材の使用面積の増加に繋がる可能を考えた検討とする。