主催: 日本建築仕上学会
会議名: 日本建築仕上学会2017年大会学術講演会(第28回研究発表会)
回次: 28
開催地: 東京大学(本郷)小柴ホール(理学部1号館中央棟)
開催日: 2017/10/26 - 2017/10/27
p. 193-196
構造鉄骨を露出させるデザインによる大空間を有する建築物の施工においては、高力ボルト摩擦接合面は赤さびによって摩擦係数を確保しなければならない。しかし、施工後の早い時期にさび汁が流出して、美観を低下させることが懸念される。したがって、早期の腐食防止や美観維持を目的として、摩擦接合面には摩擦係数を確保できる無機ジンクリッチペイントを用い、接合面以外には作業性を考慮して有機ジンクリッチペイントを適用する方法が一般化している。しかし、ブラストを施した後で接合面に無機ジンクリッチペイントを塗装して、その塗膜が乾燥してマスキングによる養生が可能となるまでには時間を要するため、隣接部位に対する有機ジンクリッチペイントの塗装は翌日以降となり、それらの部分における発錆が懸念される。本報では、工期の短縮と防錆効果の確保を目的として、接合面に対して先行塗装された塗膜の養生方法について検討している。