現在、床セラミックタイル張り内装用有機系接着剤は、各接着剤メーカーで様々な評価が行われているが、各メーカー共通の試験方法が確立されていないのが現状である。そこで本研究では、標準的な試験方法及び標準的な品質基準の確立を目的に、現在市販されている代表的な床セラミックタイル用及び内装壁タイル用有機系接着剤について、接着剤皮膜の圧縮弾性率及び硬度測定を行った。さらにこれまで提案された評価項目との関係性について考察した。結果、皮膜の圧縮弾性率、硬度、及び三点曲げ試験の結果には正の相関があることが確認された。これらの試験項目は、接着剤の特性を比較する手法としては有効であった。