主催: 日本建築仕上学会
会議名: 日本建築仕上学会2019年大会学術講演会(第30回研究発表会)
回次: 30
開催地: 東京大学(弥生)弥生講堂一条ホール(農学部)
開催日: 2019/10/22 - 2019/10/23
p. 85-88
本研究では著者らが開発した水循環式無振動ドリルを用いて石綿含有建築用仕上塗材および石綿含有下地調整塗材が施工された壁体に対してマニュアルに準拠した穿孔作業を行い、同時に個人ばく露濃度測定および施工区画周辺の大気濃度測定を行った。その結果、いずれについても総繊維数濃度と無機質総繊維数濃度の対象となる繊維状粒子がわずかに確認されたが、クリソタイル繊維は定量下限値以下であった。また、個人ばく露濃度測定および施工区画周辺の大気濃度の粉じんカウントの経時変化を表す相対濃度計による測定においても、作業に起因すると考えられる顕著な粉じん発生量の増加は確認されなかった。作業者の安全性および周辺環境への安全性が確保されていることが実証されたことを報告する。