本研究の目的は,産地電子情報ネットワークの利用者が重要視している情報を明らかにすることと,利用者の属性によって重要視する情報が異なることを検証することであった。対象は産地電子情報ネットワークの利用者のうち,仲買,選別作業員,荷役とし,2024年2月3日から2024年3月1日を期間としてアンケート調査を行った。アンケート配布数は101で,有効回答数は29であった。
分析の結果,利用者の属性によって重要視する情報が異なることが明らかになった。重要視する情報が異なる要因は,仕入れる水産物の最終的な使途によると考えられる。