森林研究
Online ISSN : 2759-3134
Print ISSN : 1344-4174
アーバン・フリンジにおける風致林計画
京都市双ヶ丘を事例として
吉田 鐵也川村 誠加藤 博之海老沢 秀夫
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1981 年 53 巻 p. 116-130

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抄録
本報告は大都市圏のアーバン・フリンジに立地する森林について,京都市双ヶ丘を事例として調査・計画したものである。無秩序な都市スプロールの結果として,山地は見離され荒廃化が進んでいる。それを再生する手段は容易でない。然し一方で,風土的かつ自然的アメニティ基盤としての周辺山林に対する都市サイドからのニーズは極めて高いものがある。双ヶ丘の場合は特にそうした意識の高まりもあって都市風林としての位置付けが前提にされてきたといってよい。
調査編において,「歴史環境」では奥行と豊かさが述べられ,「自然環境」では都市近郊林の土壌立地と植生の貧弱さが明らかにされた。「景観・社会環境」では双ヶ丘の可視圏の特性さらに眺望景観の質が述べられ,次に周辺社会との関わりについて述べられている。
計画編ではアカマツ林を風致林の軸として設定し,市街地との緩衝帯として疎生林帯を計画した。又現植生を踏まえて風致施業区が設定された。施設は山内の文化財の鑑賞や緑地的機能の補完を目的に動線を中心に計画されている。
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© 1981 京都大学フィールド科学教育研究センター
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