東京大学大学院農学生命科学研究科
2004 年 3 巻 p. 1-17
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固定試験地の時系列データを用い、人工林における間伐効果の表れ方や密度管理の水準について解析し、システム収穫表の成長モデルをより低密度の予測にも適用するための検討を行った。システム収穫表で密度別の成長予測を試みた結果、林分密度がかなり低い場合でも伐期を延長すれば主副林木合計の幹材積収穫量は仕立て密度の影響をほとんど受ないことがわかった。この結果より、水土保全林においても低密度・長伐期で管理することで木材生産機能をさほど損なわず環境機能も同時に発揮されることが示唆された。
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