FORMATH
Online ISSN : 2188-5729
ISSN-L : 2188-5729
Original Article
固定試験地の長期観測データに基づく直径成長に関する予備的解析
光田 靖吉田 茂二郎
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 6 巻 p. 29-41

詳細
抄録

固定試験地の繰り返し測定から得られた直径成長量と期首直径の関係をポアソン回帰モデルおよび線形混合モデルにより解析し, 通常の線形回帰モデルと比較してその有効性を検討した. その結果, ポアソン回帰モデルを用いる有効性はみられなかった. 一方で, 線形混合モデルを用いたことでモデルのあてはまりが向上した. さらに, 傾きや切片をより正確に推定できたことが示唆された. 繰り返し観測から得られたデータに対しては, ランダム効果を考慮した混合モデルを用いることが有効であることが示された.

著者関連情報
© 2007 The Author(s) CC-BY 4.0

This article is licensed under a Creative Commons [Attribution 4.0 International] license.
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
前の記事 次の記事
feedback
Top