主催: 日本知能情報ファジィ学会
著者らはかつて,論理積,論理和,t-ノルム,t-コノルム,否定,含意を有するタイプ2ファジィ論理を構築するために,タイプ2のt-ノルムを公理的に定義し,さらに拡張原理に基づいてt-ノルムをファジィ真理値集合の場合に拡張した拡張t-ノルムを導入した。拡張t-ノルムがタイプ2のt-ノルムの公理を満足することは既知である。本報告では,タイプ2のt-ノルムの集合と拡張t-ノルムの集合の包含関係を詳細に調査する.さらに,タイプ2のt-ノルムが拡張原理に基づいて拡張t-ノルムとして表現できるための必要十分条件を示す。